もう20回も開催しいるのかぷにケ。年2回開催だから10年か……。今回は1時には会場を出る予定だったので壁サークルはとらのあなで買うとして島巡りを重点的にしたものの、時限コピー誌(会場内で製本して13時から頒布とか)に泣かされることに。今回の流行ジャンルはキルミンずぅ一択か。
あ、PiO 2Fで開催されていたラブプラスオンリーを冷やかしてこようと思ってたのに忘れてた。
京急蒲田から人形町へ直通。レトロゲームオンリーの同人誌即売会。今回は2フロア開催で4Fがレトロゲーム機の展示&録画ビデオの頒布、5Fが同人誌という感じ。
今回の目当てのEXCEEDさんのところは4Fに配置。X68000エミュレータ上で、ここには書けないようなものを展示していました。ってリンク先見たら書いてあるのでそちらを参照。X68000エミュレータ上で6502のエミュレーションってすごい話だな。正確には6502はエミュレーションではなく、コード変換。6502の命令を68000の命令にソースレベルで変換するというもの。たとえばLDA #1→move.b d0,#1という感じ。ああなるほど、これならかなり高速に動きますね。たしかX68000で動作するスーパーマサオジャンプ(誤字)が同じ方法で動いていたはず。その場で6502命令をデコードして動かすよりかなり高速、というか実時間でも問題ない模様。なるほどなー。
歯茎がぷっくり腫れてきたので左上の親知らずを抜いた。以前、左下を抜いた事があるので手術内容が分かってるので特に怖くもなく歯医者へ。麻酔は歯茎を爪で強く押さえるくらいの痛さで、そこからスパッと歯茎を切開してペンチで親知らずを抜く。痛みなし。全行程20分程度。速いわー。
問題は抜いてから。出血を押さえるためのガーゼを3時間くらい強く噛んでおいてもまだ出血が治まらない。ここでうがいをすると出血が終わらないので半日くらいは血を吐き捨てるだけで食事は我慢。でも翌日には出血も治まり、なんとかなった。
4Fから3Fへ引っ越し。私の場合、引っ越し先の席が空席だったため、少しずつ引っ越しを進めて行った結果、最後まで残しておいたパソコンを移動する程度で終了。
制作部の人が同じフロアになったのはいいけど、編集部内の人と会話するのに内線電話が必要ってどうよ。席順が決まった時点で真っ先にツッコんだんだが。
Linux開発者向けイベント。今回はLinusが来る基調講演があるということで、基調講演のみ会場は赤坂で、そのほかの技術セッションは秋葉原という変則的な開催。
生Linusは初めてみたけど、普通のコンピュータ好きにーちゃんという感じで、特にオーラとかは感じなかった。RMSは異様なオーラ感じたけど(→生RMSの様子)。内容は「Linuxの開発を始めたきっかけは、自分が使うためのOSが欲しかったから」とかいういつもの話。この辺の話は私のような人間には目新しくもないんだけど、世の中には「手間ひま掛けて作ったOSを無料で公開するなんてとんでもない!」なんて人種もいるわけで、そういう人には新しいのかもしれません。また、新しくプロジェクトをはじめたい人に向けて「最初から(Linuxのように)成功する事を考えるのではなく、自分が毎日何時間も没頭できるような題材を見つけた方がいい」とのアドバイスもあり。
ほかにはオープンソースについて「(カーネルのような巨大)ソフトウェアを作るためにはオープンソースは有効な解決策」と発言していて、これには同意した。この発言を意訳すると、OSを作るためには膨大な労力が必要なわけで、これをプロプライタリで作るにはMS/Apple/Google並みの資金力で膨大な人数を雇う必要があるが、オープンソースならこれに匹敵する人数を集めることができるということ。Linusが言うと実感があるな。あ、ところでこの辺の話題をするときには「フリーソフトウェア」と言わずに「オープンソース」と言ってたな(笑)。慎重だわLinus。
あと、Linusの発言の中でEmbeddedという言葉が7〜8回出てきた。日本でLinuxが組み込み用途でも需要が高いことをチェックしていた模様。その中で「Linuxを移植したのならもっと本家カーネルにフィードバックしてください」と言ってたけど、一品物のハードウェアに移植した事例まで本家にフィードバックしたら、カーネルソースが爆発しそうなんだけど……。大丈夫かな。
BSD方面で有名な増田“焼き肉”佳泰さんへ会いに新宿某社へ。お久しぶりです。基板写真を撮らせてもらいに行ったんですが、電源を供給するためにもってきたパソコンがMacBook Air(笑)。えーーー!? BSDの偉い人も今はMac使ってるのか。まあ中身はBSDだし。BSD Magazine筆者とか、その辺の人ってThinkPadにNetBSD入れてるってイメージがあったんだけど。そういう時代なのか。
余談トリビア:三脚がないときは傘の先(石突き)を外してカメラに取り付けると三脚代わりの一脚になる。カメラの三脚取り付けネジと傘のネジは同じ規格。
朝5時頃起きたので、早めに出社ということで6時前の電車に乗って7時出社。早めに出て早めに帰ろうと思ったものの、結局21時退社。14時間労働か……。早く帰るってわけにもいかないんだよねー結局。
なんかnifty.comを名乗る者から英文でメールが来た。なんでニフティが英文メール出すんだか、しかもリンク先がhttpsでなくhttp。と思ったら、ほうほう、これがフィッシング詐欺というやつですか。以下メール。
automailer@nifty.com
件名: The settings for the yamaguchiXXX@nifty.com mailbox were changed
日時: 2009年10月15日 04:57:32JST
宛先: yamaguchiXXX@nifty.com
Dear user of the nifty.com mailing service!
We are informing you that because of the security upgrade of the mailing service
your mailbox (yamaguchiXXX@nifty.com) settings were changed. In order to apply the
new set of settings click on the following link:
http://nifty.com/owa/service_directory/settings.php?email=yamaguchiXXX@nifty.com&from=nifty.com&fromname=yamaguchiXXX
Best regards, nifty.com Technical Support.
あれ? 普通にnifty.comにリンクしてるな? これで詐欺サイトに誘導できるの? もしかしでDNS乗っ取ったとか/etc/hosts書き換えたの??? ……と思ったら、実はこのメール、HTMLファイルでリンク先がhttp://nifty.com.nerrassst.eu/とかいうサイトだった。んなローテクな……。もう一通もrobot@nifty.comから来た同内容のもの。niftyの迷惑メールフィルタが優秀だったのでこれまでこういうメールは来なかったんだけど、ローカルのメーラーでもフィルタを有効にするか。
十十
日月
今年は誰も祝ってなかった?
休日出勤で出張校正。出張校正というのは印刷所へ行って校正を行うこと……のはずなんだけど、元印刷屋、現DTP屋さんの会議室なのでなんだか雰囲気が出ない。しかし電話が来ないと&&メールが来ないと&&近くで人が話していないと&&近くでADF付きスキャナが動いていないと校正はかどるわー。普段の環境が劣悪過ぎるだけか。
ハードウェア編最後。
iPhoneはバッテリーが交換できない。このようなデザインにした理由についての考察。まず、バッテリーのフタを用意する=筐体に開口部を作る必要がないので強度が高くなる。また、コネクタ部やフタのギミックを搭載しなくて済むぶん、内部の容積を増やすことができるので大容量バッテリーを搭載しつつも筐体を薄くできる。一般的な携帯電話が800mAh程度なのに対し、iPhoneは1400mAhと言われている(正式な数値は未公表)。そのお陰で、電話をするだけなら実はiPhoneの方が長くバッテリーが持つ。たとえば連続通話時間は、同時期に発売されたシャープSH-04Aが220分なのに対し、iPhone 3Gは300分。iPhoneをバッテリー交換不能にしたことによりどのくらい持ちが良くなったのかは分かりませんが、同じく交換不能のMacBook Air(ASCII.jp)は交換不能にすることによりバッテリーが40%増えたそうです。
バッテリーが交換できないことによるデメリットは何か。それは交換用バッテリーを持ち歩けないこと。とか良く言われるけど、エネループを持ち歩けばいいので無問題。ちなみに私が持っているeneloop KBC-L2Sがあれば2.5回iPhoneを満充電できます。バッテリーが交換できないことにより、一見ユーザーの利便性が損なわれているように見えるけど、トータルで見れば利便性の向上につながっている。これがトータルデザインというやつか。
バッテリーが交換できないと、バッテリーがへたって来たときに困る。この対応が面白い。バッテリーを交換したい場合は有料でiPhoneをまるごと交換するのだ。交換されるiPhoneは新品ではなく「整備品」というもの。他のユーザーが修理に出したiPhoneを修理し、バッテリーと外装を交換したもの。つまり自分のiPhoneを修理に出したら、それもバッテリーと外装交換されてどこかの誰かの元へ行くのでしょう。バッテリー交換だけでなく、修理対応も同じ。Apple StoreへiPhoneを持って行くと、故障の度合いにより修理代金を支払って、その場で整備品と交換。修理なんてしない。いや、修理はするんだけど日本国内では行わない。全世界の故障品iPhoneは中国の工場へ持ち込まれ、そこで修理されて整備品として生まれ変わる。これは大変合理的なシステムだと思う。日本で修理すると、(人件費の高い)日本の技術者を使い、なおかつ修理預かりで数日〜数週間掛かるのが一般的。人件費が掛かるので「技術料8400円、部品代210円」なんてことも起こりうる(まあ修理見込み費用を製品代金に上乗せするということもあるけど)。その代わり人件費の安い中国人技術者を使うようにすれば、修理代金を安くするだけでなく、修理時間はApple Storeで店員と交渉する数分だけでOKになる。交換したiPhoneはiTunesのバックアップから復元すれば、各種設定から住所録からインストールしたアプリから何から、あっと言う間に元通りになる。ユーザーが使えない時間が最小限になるシステムが構築されている。ただし、帰ってくるのが自分のiPhoneではないという点にさえ納得できれば、だが。修理費用の安さと時間の短さと、戻ってくるのが整備品というのを天秤にかければ、多くの人は前者を選択すると思われる。
この整備品交換システムを支えるのが「全世界同一モデル」ということも指摘しておく。英語版iPhoneと日本語版iPhoneと中国語版iPhoneがあって、バラバラに修理した場合、整備品の在庫管理が大変になる。日本語版iPhoneの整備品が品薄なのに、英語版iPhoneの整備品が潤沢、なんて事態が起こりうるということだ。全世界同一モデルならこんなことは起こらない。
バッテリーに関して別の話題。例の爆発の件。まあリチウムイオンバッテリーはiPhone/iPod以外にも爆発しまくっているのでiPhoneだけの話題だけでもないんだけど、iPhoneは特に爆発しやすいデザインになっているのではないかと推測している。iPhoneはパソコンのUSB端子から充電すると500mAで充電するんだけど、純正ACアダプターを使うと1Aで充電してくれる。おいおい、USBって1A流していいんだっけ?と疑問に思ったけど、ちゃんとネゴシエーションすればいいらしいです(伝聞)。1A使うお陰であっという間に充電が完了する。感覚的には残り5%の状態でも、1時間充電すれば80%充電できている感じ。これは速い。ユーザーの利便性を考えている。1Aの充電は充電池の残り容量が少ない時に行い、満充電が近くになると少しずつ充電してくれる。ただしこの機構が正確に働くためには、充電池の残容量を正確に把握していることが必要。が、残念ながら2009年現在、充電時の残容量を直接正確に計測する方法は存在しない。もし発見したらノーベル賞は無理でも億万長者くらいにはなれるはず。で、現在はどうしているのかと言うと、満充電と完全放電の間の間の時間を計測したり電流を積分したりとか(ほとんど変化しないんだけど)電圧の変化を見るいった間接的な方法で計測しています。計測専用にマイコンとか積んでいることもあります。で、計測が正確に行われていれば問題ないんだけど、積分とか言ってると誤差がすごいことになりそう。なんども充放電を繰り返しているうちに誤差が累積し、「まだ容量が結構残っているのに完全放電と誤認識→1Aで充電」ということが発生する可能性が。そりゃ爆発するわ。まあ、正しく動作すれば高速充電で使いやすいんだけど……。
次はようやくGUIの話の予定。
今は教えてくれるのかな。さておき、私からメールを受けたことがある人はご存知でしょうが、私の出すメールの件名には特徴があります。
まず第一に、件名が内容の要約であること。ようするに本文を読まなくても最低限の内容が相手に理解できるようになっています。これは相手が本文を読む手間を減らすという意味もありますが、タイトルだけチェックして本文を読まれなくても伝わるようにするためのものです。
第二に、ユニーク(一意)であること。たとえば「先日の資料を送付します」だけだと資料が複数あった場合に破綻します。また別の日に別の資料を送付するときに同じタイトルになると検索できません。そのため、「XXXの打ち合わせの時にお約束したYYYの資料を送付します」くらいにすれば同じタイトルにならないので良いでしょう。
第三に、相手がRe:だけで返信してもこちらが理解できること。たとえばこちらから「XXX誌YYYY年ZZ月号特集執筆のお願い」という内容を複数の筆者に送信したとします。相手にとってはこの件名は一意なものなので件名だけで特定できます。しかしこれを返信するとき、大抵の場合、相手はRe:を付けただけの件名で返信してくるので私は「Re:XXX誌YYYY年ZZ月号特集執筆のお願い」という同一の件名のメールが複数届くことになります。そうなると私が困るので、前もって件名を「XXX誌YYYY年ZZ月号特集第A章(仮タイトル)執筆のお願い」のようにしておきます。そうすれば「Re:XXX誌YYYY年ZZ月号特集第A章(仮タイトル)執筆のお願い」という件名でメールが返信される可能性が高いので、第A章や仮タイトルの部分で区別が付きます。この第A章や仮タイトルの部分は相手にとってはあまり重要ではない部分です。ですが冗長覚悟でこのような件名を付けているのには意味があるのです(なので冗長なのは許してね)。
さて、この件名の付け方、何かに似ているのに気付いたでしょうか。そうです、プログラムの関数名の付け方です。特にC言語。関数名は内容の要約にしておくのは可読性を高めるために必要ですし(func001なんて関数名にしてはいけない)、ユニークでないとコンパイル通りません(重複した関数名は許されない)。また、Re:に関しては再利用性の高い関数名を付けるというあたりでしょうか。ちょっとこじつけか。
まあこんな感じで、関数名の付け方がうまい人はメールの件名の付け方も上手いのです、という結論。
余談ですが、Outlookみたいなウンコメーラーでなく、まともなメーラーならメールのやりとりを階層化できるので、件名をユニークにする必要性は少なくなります。C++のスコープと一緒。クラスが異なれば同一のメソッド名を使えるので、メソッド名が延々と長くなるのを防げます。関数名が長くなるというのは、どうしてもC言語を使わなければならないという劣悪な環境での生活の知恵、今流行りの言葉で言うならばバッドノウハウ(高林哲氏)と言ったところでしょうか。って5年前の言葉だし。
先日のコミケの時、デジタル化師匠のみかぜ氏がKindle買っていたので見せてもらった(型番失念。DXだった気がする)。見せてもらった感じでは、画面が大きく見やすい、電子ペーパーはそこそこ画質が良いうえ目が疲れない、見た目より薄くて軽いと中々の好印象。ただし機能が本当に見るだけしかないのが弱点か。つまり「ファイル選択、ページ送り、ページ戻し、メニューへ戻る」しか機能がない。普通あると思う「画面の明るさの設定」や「コントラストの調整」、「画面の一部を拡大表示」といった機能がない。本当に見るだけ。Amazonから買った書籍に関しては検索ができるけど、自分でスキャンした書籍に関しては(テキストが埋め込んであるPDFでも)検索不可。うーん。
あと、電子ペーパーというと気になるのが画面の書き換え速度。だいたい2〜3秒かかるうえに一度画面が白黒反転してから次のページを表示するという感じだけど、これは許容レベル。意外と気にならない感じ。
あと、自分でスキャンした書籍を普通にメモリーカード/無線LANでつっこんで読めるのは(当たり前だけど)良いところ。PDFだけでなく、ZIPで固めたJPEGファイルも読めるというダークサイドにも完全対応した仕様。今回発売されるKindleはDXではない旧版のほう?みたいなので、こちらだとPDFは読めない可能性があり、要確認。Kindle以外にも書籍を読む製品はありますが、auのブックケータイ(笑)biblioはケータイサイト(笑)経由で買った書籍専用で、自分で作ったテキストファイルすら読めないそうです(笑)。さすがauの庭(笑)。着うたみたいに、電話番号が変わったり、auから他キャリアに乗り換えたりしたら読めなくなるんですか? biblioのマニュアルp.168「本機能利用時、お客様がお持ちの電子書籍情報をサービス提供元へ送信します。」って何? さすがケータイ先進国(笑)。はぁ。DRM付けるにしても、せめてFairplay並みの緩いものにならないものか(そのDRMも日本以外では撤廃されたが)。
Kindleの総評としては「惜しい」といったところ。これ以上余分な機能はいらないから(Webブラウザとか)、せめて画面拡大とか明るさ調整が欲しい。ただし電子ペーパーの特性として、画面描画が全面書き換えオンリーで部分書き換えが難しいため、拡大した後にスクロールができなかったり、明るさ調整のたびに全面書き換えになってしまうというので電子ペーパーのままでは使い勝手の向上は無理かなあ。一部に部分書き換え可能なコントローラICがあるけどそれも「画面を16分割したうえで、そのうち一つを書き換え」みたいな感じだし。
そう考えるとAppleが作っていると噂される大型タッチパネル端末、俗称iPadがもしかしたら全部持ってっちゃうかも。iPhone OSベースで、カバーフローでページめくり、二本指で拡大縮小、PDFをはじめ多様なファイルフォーマットに対応となると売れるんだろうなあ。まあ消費電力や重量の点でKindleには敵わないけど、それを上回るメリットがあるし。いつの間にかiTunesがPDFを管理できるようになっているのは伏線だったりして? すでにiTunes Storeという課金インフラも世界レベルで整備してるし。音楽流通だけでなく書籍流通まで海外企業に握られてしまうというのはマズいよなあ……。iPodの二の舞か。
週に一度、ランチミーティングということで近くの喫茶店で昼飯を食べながらミニ会議をしていると、偶然隣に弊社社長がやってきた、と思ったら片手にiPhoneが!と思ったらiPod touchだった。さんざん見せびらかしていたからなあ(俺が)。ウチの業種の経営者として、iPhone/iPod touchに触れておくのはいいことだと思いますよ。日本の電気産業、そしてその従事者を顧客にした弊社に何が足りないのかが良く分かりますし。
ということで私の影響か周囲でiPhone/iPod touch買ったのはKQさん、まさちくさん、EXCEEDさん、斜め前に座っているTさん、部長、社長、筆者の山際さん。これだけ売ったんだからなんかくれ>ソフトバンクとApple。
やっぱADRか。それよりXGPのサービスが400台限定って……。ちゃんと使えば数百万人(数千万人?)収容できる電波がもったいない。しかも山手線環内すらカバーできなかったか。この調子で全国に基地局を設置できるのだろうか。
ハードウェアスイッチの話。
iPhoneはタッチパネルを採用しているので基本的にボタンがない、と言いたいところだけど少しだけボタン類が残っている。これらが残っている理由に付いて考察する。
まず特徴的なのが表面に唯一存在するホームボタン。ジョブズはホームボタンもとっぱらおうとしたが、技術者の反論により残ったそうな。ホームボタンの動作は、これを押すとホーム画面(アイコンが並んでいる画面)へ戻るというもの。このホームボタンのアイデアは秀逸だと思う。
ホームボタンとは何か。もちろん一義的には上記のようにホーム画面へ戻るためのボタンであるが、真の意味は「ユーザーにとってのリセットボタン」であることにある。ホームボタンを押せば、どんなアプリケーションを実行中でも、スリープしていても、アイコン配置変更中であっても(注)、いつ何時でもホーム画面に戻ってこれるのだ。起動したアプリケーションの使い方がわからなくても、ホームボタンさえ押せば戻ってこれる。この安心感は非常に大きい。新しい機械を手に入れて使い方を試行錯誤する場合、現状復帰ができる範囲で試行錯誤するのが常道である。「必ず元に戻って来れる」という安心感があるから試行錯誤ができる。アプリケーションをいろいろいじって分からなくなっても、ホームボタンを押せばリセットしてホーム画面に戻ってこれるのだ。(注:アイコンを長押しするとアイコンがブルブル震えてアイコン配置変更/削除モードになる)
リセットボタンとして機能するボタンに必要なのは「いつでも必ず同じ動作をすること」。ホームボタンが状況によって動作を変えるようなことがあっては「ホームボタンを押して大丈夫だろうか?」という不信感を生む。最悪なのが別の動作を割り当てること。私が前に使っていたauのW32Hという携帯電話には、「クリアボタン」があり、動作をキャンセルしたり一階層上へ戻ったりできたのだが(この時点で一つのボタンに複数の機能を割り当てたダメなUIなのだが)、困った事にある状況では「クリアボタンを押すとメモ帳が起動する」。なんだこりゃ。そのお陰で動作をキャンセルしたい時に本当にクリアボタンを押していいのか、メモ帳が起動したりしないだろうか?と考えてから押さなければならなかった。実際には待ち受け画面のときにクリアボタンを押すとメモ帳起動なのだが、「クリアボタン」というボタン名からメモ帳起動という動作はまったく想像できない。
……とiPhoneを誉めようと思ったのだが、そう、iPhone OS 3.0からはホーム画面1ページ目でホームボタンを押すと横断検索画面Spotlightが起動するようになってしまった。おい! このUIはダメだろ……。便利なのは認めるが。どうもOS 3.0はこのホームボタンといいコピペといい(後日述べる)堕落した機能が多い(同様に評判の悪い音声コントロールも:3GS専用なのでこれは伝聞)。あ、ジョブズが入院中だったから? やっぱAppleはジョブズがいないとダメなのか。
ほかのボタンについて。スリープボタンとボリュームボタンは特になし。まあボリュームボタンが独立しているのは通話中に音量が変えられていいね、くらい。問題はマナーモードスイッチ。マナーモードの切り替え、なんだが何故かOSレベルでスピーカーと連動していない。マナーモードに入った場合はOSレベルでスピーカーの出力をカットすべきだと思うのだが、アプリケーションの挙動から察するに、マナースイッチの状態をアプリケーションが読み出して、スピーカー出力をカットするっぽい。というのもマナーモードで、かつヘッドホンを挿しているいるにも関わらずスピーカーから音を出すアプリケーションが存在するからだ。ていうかiDollViewer(AppBank)のことだが。電車の中でiDollViewerを起動して恥ずかしい思いをしたという被害者が続々と出たとか出ないとか(私は大丈夫です)。なんでOSレベルで連動していないのかな?と思うけど、これのお陰でマナーモードかつヘッドホン挿していてもアラームはスピーカーから出す、なんてことが可能になっているわけで、この辺の挙動はアプリケーションに任せるという判断なんでしょう。アラームが必ずスピーカーから出るというのも変な挙動だけど、確かにこれならヘッドホンを耳から外していたせいでアラームを聞き逃すということはない。でも電車の中で寝て、目的地で起きるとかいう用途に使えないので不便なんだよね……と思ったけど、日本以外の国で電車の中で寝ていたら確実にiPhone盗まれるわな。これもお国柄ということか。嫌な意味でグローバルモデルだな。
次回はその他のハードウェアかGUI。まだ決めていない。
気を抜いていたら一ヶ月開いたけど続き。iPhoneのタッチパネルとボタンについての考察。
iPhoneの最大の特徴はタッチパネルではあるけれど、それは使いやすい(&Appleにメリットがある)携帯電話を追求して行った結果がタッチパネルなのであって、他の「タッチパネルを採用する事が目的」のタッチパネルケータイとは出発点が違う。後者は手段の自己目的化ってやつか。
タッチパネルの良いところは他所でさんざん書かれているけれど、おさらいしておこう。
他人が言っていることをまとめるだけでは自分で書く意味がないので、タッチパネルについて自分の意見を書こうとしたところ、上記の意見以外は特に出てこないや。なんてこった。
あ、一つあった。「iPhoneの魂はタッチパネルにはない」ということ。というか、「Appleはタッチパネルなんかに興味はない。状況によっては取り替え可能などうでもいい部品。ついでに言うならばハードウェアに興味はない。68k→PowerPC→Intel→ARMとジプシーを繰り返してきたAppleにそんなこと言っても。さらにソフトウェアにも興味はない。旧MacOSも捨てた。ついでにコンピュータにも興味はない。社名からComputerが消えた。携帯電話にも興味はない。興味があったら10年前に参入していただろう」。これ、オリジナルの文章です(なんか良く書けているのでコピペっぽいと自画自賛)。
言えることは、その時その時に最適な技術と商品分野を選択して行った結果がiPhoneだということ。今携帯機器作るならタッチパネルだよなー、今CPUを選ぶならARMだよなー、今OSを使うなら自社で作ったMac OS Xの改良版だよなー、今参入するならパソコンとかでなく携帯電話だよなー、ということ。はじめから携帯電話を作る気はなかった。たとえばの話として、iPhoneが発売された2007年に世界にタッチパネル技術が存在しなかったと仮定しよう。すごい前提だけど思考実験。その場合、Appleはタッチパネルを使わないiPhoneを出していただろう、ということ。まあ一番考えやすいのはクリックホイールのiPhoneだわな。iPodの使いやすさを考えると、クリックホイールでも十分使いやすい携帯電話ができたでしょう。もちろんクリックホイールではできないことも多いので、また違った進化を遂げていたかもしれないけれど。ではiPhoneをiPhoneたらしめている魂とは何か、について書こうかと思ったんだけど、今回はタッチパネルとボタンの話なのでいずれまた。引っ張るなー。
タッチパネルの話に戻る。iPhoneのタッチパネルについて一つ言及しておきたいのが画面解像度。今どきHVGA(480x320ドット)しかない。日本のケータイがWVGA(800x480ドット)なのと比較すると見劣りする……はずが全然見劣りしない。それどころかiPhoneを三日使うと日本のケータイのみすぼらしい画面に耐えられなくなる。もう無理。例:iPhoneのメール画面(ASCII.jp)とSH-04Aのメール画面(Impress)。SH-04Aの方が解像度が高いのに見た目はかなりショボイ。というかもう半角カナはやめようよ……。ボタンのデザインもやっつけ過ぎるし。SH-04Aのドット数は480x854ドットとiPhoneの約3倍のドット数。これが何を意味するのかというと、「iPhoneは画面の書き換えが単純計算で3倍速い」ということだ。昔「MZに不可能はない」という古?一浩古籏一浩氏の言葉があったけど、あの言葉の本質の一つとして、「MZ-700はCPUパワーと比較して画面解像度が低い(キャラグラしか扱えない)ので計算能力を有効に使うことができる」ということがあったと思う。あれと同じ話。iPhoneは画面解像度が低い代わりにVRAMも狭いので、60fpsを維持したまま画面書き換えを行える。これにより動作させたときのサクサク感が非常に強調される。さらにOSが標準で提供するライブラリがGPUと密結合しているので、派手な画面効果の割にはCPU負荷が少ない。というか通常の操作ではほとんど0と思われる。画面解像度が低いと文字が潰れて読みづらくなる問題にはアンチエイリアス描画で対処する。このときはCPUの生の速度が出てくる(つまりあんまり速くない)。
タッチパネルから画面と描画の話にスライドしつつあるけどこのまま続ける。画面周りの操作で秀逸なのが標準アプリケーションの「写真」。例のフリックで次の画像へ移動、二本指でくぱぁできるアレだ。単なる画像ビューアなんだけど、次の画像を先読み展開しつつユーザーの入力も受け付けているのに常に60fpsで入力に追従する。画像の展開を待つために表示が止まるということはない。砂時計がまったく表示されないのは気持ちいい。どうしても画像の展開が間に合わない場合は、サムネイルの画像を拡大した荒い表示を行ってから正式な画像を表示する。このサムネイルの拡大処理はおそらくGPUなのでCPUは無負荷。さらに実はこの「写真」、表示を高速化するためにインチキしている。というのも画像はパソコンから転送するときにiTunesを使うんだけど、このときに画像をリサイズしている(おそらく480x320ドット)。でかい画像を表示しようとするとそれだけCPUパワーを消費するので動作がカクカクする原因になるんだけど、それをリサイズによって回避している。まあインチキと言えないこともないけど、そのお陰でサクサク動作するならばその方が良いという判断だろう。ちなみにカメラで撮ったばかりの画像(カメラロールにある)は1600x1200ドットなので、高速にスクロールさせると結構カクカクします。3Gの実機がある人はカメラロールとそれ以外の画像の挙動を確認してみよう。
長くなったのでボタンはこの次に。
Emacs上で?と表示されるのでダメかと思ったらやっぱりダメなのか。Shift-JISなのが問題?
(追記)「はた」の字が間違っていました。古籏一浩氏です←これで正常に出ます。「竹カンムリのはた」と覚えていたんですが、竹カンムリのはたって2種類あるのね……。ご報告いただいたsabimaruさんありがとうございます。
Willcomは「現時点で決定した事実はない」(広報)なので、日経の飛ばし記事かもしれないけど。と前置きした上で:
要は「1000億借りてるけど、借金の返済はもう少し待ってね。あ、あと必殺技XGP(技術名はneXt Generation Phs:XGP、サービス名はWillcom CORE)を繰り出すために1400億要るから追加で貸してね(ハートマーク)」ということか。返済渋ってる会社に追加で貸せるかって言ったら、ねえ。究極奥義XGPでシェア激増の可能性があるなら別だけど、今はUQ WiMAXやe-mobileがあるから厳しいところ。肝心のスマートフォン層はiPhoneに流れてるし。
XGPで必要な1400億は全国にアンテナを立てる費用。っていうか10月から正式サービス開始ってのに何で今頃アンテナ代の資金繰りしてるのよ!?と思ったら続報でウィルコムの高速無線「XGP」、地域を東京都心に限定(NIKKEI NET)なんて記事が。「本サービスには予定通り移行するが、加入端末は1500台に限定し、希望者に無償で貸与する。」って商用サービス開始って言っていいのかよ……。なんか「XGPを開始しましたよ」アリバイ作りにしか見えないなあ。つまりサービスが開始されてユーザーがいるとなれば、簡単に会社を潰せなくなるわけで。2.5GHzを1500人で使うってなんて電波のムダ。総務省が電波召し上げするのかなあとも思ったけど、そうすると満足にサービスを開始できない会社に電波を与えた総務省の責任も問われるわけで。まあアイピーモバイルの件もうやむやになったことだし、誰も責任を取らないんでしょうね。有効な資源である電波を未使用のまま放置するという事は、そこで展開できたであろうサービスが発展しなかったということで、いわゆる機会損失ですな。
1000億の借金でギブアップ寸前のWillcomに対して、2兆円の借金をしているSoftbank mobile(ここでは厳密に区別が必要なのでmobileを付けておく)が平気なのは「入ってくる金があるから」ということでいいのかな。毎月パケット定額上限まで使ってくれる上客(iPhoneユーザーだ)を100万人抱えているし。たしかSoftbank mobileが潰れてもSoftbank本体には影響が行かないような事項もあったと思った。
それに450万人のユーザーのうち先月だけで3万人減ったWillcomに対し、2000万人ユーザーを持って毎月10万人ずつ増えているSoftbankを比較して、どちらに投資するかと考えると……。なるほどそういうことか。まあSoftbankも利率5%の社債を300億円×2回発行しているのでどう考えても自転車操業だけど、自転車が倒れないうちはそれが正しい経営だってことか。普通の方法じゃdocomoやKDDIに対抗できないし。
なんか昼休みに全社員集めて訓示があった。大変なので頑張りましょうとかいう感じ。さすがにWebに細かい事は書けない。すごい改革案でもあるのかと思ったら、それほど……って感じだなあ。
こういう時は「俺が社長だったらどうするかなあ」と思考するクセを付けてます。将来独立するかもしれないし(当面その予定はありません)。たとえば「編集以外の部門(販売、総務、広告)はすべて別会社に分離」くらいしかないかなあ。制作部は編集部に吸収。ググるまで知らなかったんですが、総務って外注できるのね。たとえば株式会社総務部。はてなに現状会社内でやっていることが外部委託可能な項目を知りたいです。という質問があって、その回答に「取締役会と重要な経営判断以外は、全ての業務は外注しようと思えばできます。」というのがあったのには驚いた。へえ。
↑はみ出てるぞ。とは言っても今の業種が20年後にも続いているか疑問だし。紙の出版業自体が斜陽なのに加えて、日本の電気産業がどれくらいもつのか分からんし。もたせたいとは思うけど。Webでお金取る方法も難しいしねー。出版業以外で何かありませんかねえ。というか、そんなに上手く行く方法を思いついたら筆者を集めて起業するってば。
アップルストアでのiPhone開発者向けセミナー.入場無料で参加者は150人程度.2時間の講演のうち,前半はCRI・ミドルウェアの幅氏によるiPhoneで動作するCRI製ミドルウェアの紹介.従来から発売されている音声・動画ミドルウェアに加えて,本日発表されたのがPR用インフラ「CLAUDIA」.まあiPhoneの中で動作するアプリ広告用ミドルウェア&サーバという感じ.広告でなくてPRだと強調してたけど違いがよくわからん.ゲームのタイトル画面から「その他のソフトウェア」をクリックすると,さまざまなソフトウェアの紹介画面が出てくる.広告するソフトウェアの画像や文章はWebブラウザでサーバに設定することで書き換え可能.その他にはiPhoneアプリ市場の分析.同社のクライアント向けアンケートを元に調査した結果,iPhoneアプリの6割が2〜3人月以下で開発しているという分析が参考になった.やはり単価が低いのであまり工数は掛けられないということか.
後半は「SPACE INVADERS INFINITY GENE」メイキングと題してタイトーの石田 礼輔氏が講演.SPACE INVADERS INFINITY GENEに関してはYouTubeに上がっている公式の動画(50秒)を参照のこと.発売初日に即買いましたよ.パワーカプセルがMETAL BLACKだなあとか,ウェーブとか分岐がダライアスだなあとか,ロックオンレーザーとかタイトーの過去のシューティングをフィーチャーしていて親父シューターホイホイの内容.でもゲーム内容は烈火だなこれ(超高速に突っ込んでくる敵をフルオート連射で相殺するのがメイン.弾の数は多いけど非弾幕系).石田氏はディレクターでありながらグラフィック寄りの人なので,クールな外観を目指したとのこと.さらに「こんなに敵弾が出ているのに避けられる俺ってスゴイ」感を出すために,自機を狙わない敵弾を多く出したとのこと(俺補足:シューティング用語で言う「見せ弾」).あと,タッチパネルシューティングの操作方法について,傾きセンサや仮想ジョイスティック,そして「どこをドラッグしても自機が追従する」などいろいろ試した結果,今の方法にたどり着いたとのこと.私もこれが最適解だと思います.ただ,この方法だと「ゲームバランスが破綻する可能性がある」(俺補足:ドラッグに自機移動を追従させると自機速度が無限大に速くできるので,当たり判定が抜ける可能性がある.これはシューティングにおいては致命的)という危険性があったものの,厳密さよりもプレイしていての楽しさを優先したとのこと.ここら辺の価値判断が流石にプロだと思いました.あと,ゲームデザイン上では「進化を追体験させる」のを意識したとのこと.
続いてサウンド担当のZUNTATA 小塩 広和氏による講演.レイフォース1面の「Penetration」ほか,生演奏付き.ディレクター氏の発注が「感情的にしないこと,無機質な音楽に」ということで何度もやりとりしたとのこと.これってZUNTATAサウンド全否定のような気がする(笑).開発中の音源と完成した音源を比較してみると,オーダーに忠実に従ったお陰でZUNTATAっぽくはないけど,初代SPACE INVADERSに近い硬質なサウンドに仕上がったという印象を持ちました.また,レトロな雰囲気を出すためにFM音源を使ったとのことです.講演後の名刺交換の際に伺ったところ,4opのFM音源だとのことで,実際に使った音源は携帯電話だそうです.ちょっと笑った.
某所へAndroidの話を聞きに出向いたら,そこにいたのは部長の肩書きを持つハッカーだった!!
バリバリ現場の人だったので話が早い.市販のAndroid開発書籍ってJavaでアプリ書けるとかSDKがどうこうとかいったヌルい話ばかりでもっと下の層の話が載ってないと思ったら,意外とドロドロとしていてショック!! AndroidってLinuxカーネルにパッチあてるという話を聞いていたけど,そのパッチの内容というのが,あるプロセスが他のプロセスのメモリを覗き見できるように穴を開けるパッチだとか.おいおい,速度改善のためとはいえそんなことしてたのかよ! あとは「Javaのようなもの」であるDalvikはARMのJavaアクセラレーション機能Jazelleを使っていない(ので遅い)とか,グラフィック下層レイヤのOpenCoreとPacketVideoのこととか,CODECのパテント周りとか,その辺にKhronos Group(OpenGL決めている団体ね)が絡んでいることとか…ぜんぜんAndroidの本に書いてないじゃないかそんなこと! とにかく参考になった.とここだけで書くのはもったいないので,ちゃんとしたものをいずれどこかで.
あと,Android界隈が意外とドロドロとしていたのに幻滅した.って具体例出さないとFUDですな.いや,Android=オープンソースで,みんな仲良し!一緒にマイクロソフトを倒そう!ただしソースはasis!とかいうLinux的世界だと思っていたら,OHAって意外と(以下自粛).あ,日本でAndroidの活動をしているOESF(Open Embedded Software Foundation)は企業中心,日本Androidの会はユーザー中心ということで仲良くやっているそうです.あとはDalvikを使わずに(略)するとGoogleが(略)(略)(略).私には書けないので筆者の方に.
毎年9月に目黒雅叙園を借り切って行われているFreescale(元Motolora半導体部門)のカンファレンス.ちなみにFreescale日本法人は雅叙園の隣のビルのアルコタワー.今年はPowerPCベースのQorIQ(コアアイキューと読むらしい)とZigBeeか.ZigBeeはちょっとややこしいことになっていて,ZigBee=802.15.4といわけではなく,802.15.4の上にZigBee以外のプロトコルも載せられる.そのうちの一つが家電リモコン用途のZigBee RF4CE.これを押していく模様.あと,ColdFireも8ビット(HCS08とか)/32ビット(ColdFire)で同一のソースで処理に応じて使い分けられますよみたいな売り方をしてました.
人間と機械のインターフェースを研究するNPO法人,ヒューマンインターフェース学会のシンポジウム.4日間開催のうち3日目にパネルディスカッションと基調講演があったので行ってきた.というか講演資料を買いに行ってきた.8,000円なり.
ヒューマンインターフェースに関しては,その筋のバイブルであるApple Human Interface Guideline(Macintoshのユーザーインターフェースに関するガイドライン.Mac/SEとかの時代)や,D.A.ノーマン教授(元Appleのユーザーインターフェース部長)の「誰のためのデザイン?」あたりが有名どころ.他には認知科学関係でちらほら本が出ているんだけど,認知科学って文学部哲学科なんだよね.バリバリ工学だと思うんだけどなあ.というか現在の家電製品戦線の最前線であるヒューマンインターフェースが工学部電気工学科でなく,文学部哲学科で研究されているというのが日本の家電製品がダメな理由だと私は分析しているのですが.ハードウェアで製品の差別化をする時代はとっくに終わり,ソフトウェアの使い勝手が製品の命運を左右する今の時代,ヒューマンインターフェースはさらに重要性を増しています.だから「WalkmanはiPodよりも音質が良い(=だから優れた製品だ)」とか言う年寄りは1980年代にカエレ.
…えーと,冷静になって,パネルディスカッションですが,学会発足からの10年の歴史とか機械と人の関係とか.具体例が少ないのであまり理解できなかったというのが正直なところ.むしろ論文発表の方に参加すべきだったかと反省.発表の方は「人間中心設計に基づく実践的インタフェースデザイン」とか「知覚・認知3(マルチモーダル)インタフェースデザイン3」とか,非常に具体的な事例に即した題材が扱われていた模様.これに関しては論文集(最近はDVD-ROMなのね)を入手したから後でゆっくりと読むか.
今回のシンポジウムも仕事で行ったわけで,誌面に反映させようと思ったのだけど,具体的で即効性のある記事を書いてくれそうな人&題材を見つけるのが難しそうだなあ.でもやらなきゃなあ.
電話「母ちゃん,オレオレ,オレだけど.コウキだけど」.母「ウチにはコウキはいません(ガチャン)」.という電話が私が不在の時に掛かってきたそうです.母ちゃんGJ.ていうかコウキって….電話番号は調べたのに,名前の読みまでは調べなかったのね.残念でした.正しい読みはここには書かないでおこう.
ということで,我が家に電話を掛けるときは,正しい読みでないと即切りしますので念のため.
午前中は低消費電力や仮想化の話を聞いて、午後はInterface基板組み立て大会。Androidのパネルセッションが聞きたかったのでちょくちょく抜け出しながら組み立て大会の方も見るという忙しい状態。みなさん無事組み立てできて、サンプルプログラムも走らせられた様子。みなさんお疲れさまでした。ハード屋さんなら付属基板の組み立てなんて簡単じゃん!というと思うのですが、ソフト屋さんたと、ソフトウェアのエキスパートとしか言いようのない人でも「はんだゴテを握ったのは中学生以来」という感じで、コネクタのハンダ付けも苦労していた模様。でもいい機会なのでハードに慣れ親しんでいってください。
Androidはもう少し深い話が聞きたかったかなーとは思うけど、Intentを使えばアプリケーション間の連携ができるというところは面白かった。昔あったIntentとは別物なのかなあ。
「組込み技術者のためのワークショップ」SWESTも今回で11回目。昨年までは浜松で開催されていた同ワークショップですが、使っていたホテルが改装のため今回は石川県加賀温泉で開催。ということで羽田から飛行機で1時間(実飛行時間は45分ほど)であっという間。
内容は各種セミナーやパネル展示、懇親会というか座談会など。パネル展示では日本Androidの会をはじめとしたAndroid勢が多数参加。Willcom W-SIM+Beagle Board+Androidの自作PHSは残念ながら電波が届かないということで着信しているところは見られず。でも面白い。そのせいか、パネルセッションでのMacBook率が4割という状態に。流行ってるなあMacBook。いやまあ私も私物のMacBook持っていったんですが。ほかには宮崎大学の学生さんが、マルチタスクを(OSではなく)プログラミング言語レベルでサポートするという展示をしていたのが興味を惹きました。task::タスク名{ C言語の関数 };みたいにするとタスクを生成するというもの。言語レベルのアプローチと言うとOccamとTransputerを思い出すわけですが、学生さんはご存じなかったようなので、「来月号のInterfaceにはTransputerの記事が載りますよ(だから買って)」と入れ知恵&販促。Transputerも20年前の技術だから大学生は知らなくても仕方ないかなあ(でも研究者としては知っておいて欲しい)。
夜の分科会では「古今東西 雑誌編集者言いたい放題」に参加。技術評論社さんや翔泳社さんも出るのかと思ってたら、今回は不参加ということでウチだけかよ!! ということでInterface読者のつどいに急遽変更(してません)。ざっくばらんにWebと雑誌との棲み分けとか(速報性はWebにはかなわないから、読み込める深い記事を)、Interface難しくないですか?とか。初心者向けInterface、中級者向けInterfaceが欲しいとは私も常々考えています。あとは競合他社の雑誌との違いとして、InterfaceはソフトウェアでもハードウェアOKなのに対し、組込みプレスはソフトウェアオンリー縛りがあるので記事作るのが難しそうだなあとか。そんな感じで比較的無難な内容で。

(EOF)